マルゼン:ワルサー P99 (ガスブロ) レビュー

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何故、今まで紹介していなかったのか!...という訳でマルゼン製WALTHER P99の紹介です。
マルゼンのP99は、ドイツのワルサーと正式契約をすることで実銃の図面提供などを受けて出来上がったモデルだそうで、マルゼンのHP等でも記載されています。P99以外のP38、PPK/Sもワルサーより同様の提供を受けているようです。単なるトイガンというよりはトイ“リアルガン”(?)とでも言うべきでしょうか。
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パッケージはこんな感じ。マルゼンのパッケージはどれも無駄が少なくコンパクトにまとめられた感じで、他社の同等モデルのパッケージよりも7~8割ほど大きさです。
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P99は、ワルサー初のポリマーフレームが使われたモデルで、それまでのワルサー製品とは違った印象を受けますね。
マルゼンのP99はグラスファイバー樹脂製のフレームと塗装されたスライドの組み合わせとの感じが良くポリマーフレームのP99が表現されていると思います。
もちろん、ワルサーバナーの刻印やその他の刻印もリアルに再現されています。
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銃身下にあるフレームのレイルはライトやレーザー等のオプションを取り付けるための物ですが、ワルサーP99独自の規格レイルなので専用オプションか一般的な20mmピカティニー規格のアンダーマウントレイルが必要になります。専用オプションはマルゼンのセット物以外で見つけるのは大変ですが、アンダーマウントレイルは今後、マルゼンから発売される予定があるそうなので、そちらも楽しみです。

アウターバレルはマルゼン純正のメタルアウターバレルに交換されています。スライドを引いてみるとアウターバレルがショートリコイルし、銃口がチルトアップする構造が再現されています。アウターバレルをメタル製にすることで若干の重量UPと共に、ブローバックする際の音に金属音が混ざるのが良いですね。
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マルゼン純正のメタルアウターバレルには、サイレンサー装着用のネジが切られています。専用のサイレンサーは、メタルアウターバレルとセットで販売されていて価格は3990円となります。
サイレンサーは軽量なアルミ製で装着していても動作には支障をきたしません。ガスブローバックガンなので、それほど消音効果は期待できませんが、雰囲気は抜群です。
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メディアでの登場が多いP99ですが、その中でも映画“007”シリーズでは、初めてP99が映画に登場した作品でもあり(多分)、第18作~第21作まで主人公の007(ジェームズ・ボンド)が使用しています。個人的には19作目の「ワールド・イズ・ノット・イナフ」(2000年公開)が一番、P99が活躍していたような気がしますね。でも、自分のお気に入りの“P99を使用したガンアクションが楽しめる”作品は21作目の「カジノ・ロワイヤル」(2006年公開)ですかね。作品の中では何度かP99が登場しますが、その中でスライドを引いてコックした後や、任務が完了した後にスライドのデコッキングボタンを押してデコックさせるシーンの描写があり、少し感動したのを覚えていますね(P99をデコックする映画を初めて見たから)。
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マルゼンのP99の話に戻りますが、スライドの銃身付近にある刻印は、マルゼンとワルサーとの契約に基づくライセンス云々の刻印があります。

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実銃のP99には9x19mm弾と.40 S&W弾を使用するモデルがありますが、マルゼンは一般的な9x19mm弾を使用するモデルを再現しています。
エジェクションポートの後方からスライド後部まで延びているスリットのようなものはチャンバー内に弾が装填されているかを知らせるローディングインジケーターです。マルゼンのP99の場合はスライドと一体型なので可動しません。でもこんなに大きい(長い?)ローディングインジケーターも珍しいと思いますね。
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ダブルカラム(複列)マガジンを使用するP99ですが、ダブルカラムマガジンを使用してるとは思えないぐらい、握りやすく設計されたグリップです。
しかも、グリップ後部のパーツ(バックストラップ)が交換可能で、使用する人の手の大きさに合わせてサイズが異なるバックストラップを交換して対応出来ます。
もちろん、このP99もバックストラップは交換可能です。そこで驚いたのが、マルゼンが販売するバックストラップは実銃用のバックストラップを輸入した物を販売しているそうです。

※初期に装着してあるバックストラップはMサイズの物です。
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マルゼンの再現は外観だけではなく、P99の機構も再現しています。
その1つがコッキングされているのを知らせるコッキングインジケーターです。スライド後部にあるのですが、スライドを引いたり、デコックした状態でトリガーを引くと先端が赤く塗装されたピンが飛び出てきて知らせます。

サイトにはホワイトのドットがあり、狙い易くなっています。リアサイトは左右に調節可能です。

その、スライド上部のリアサイト直前に設置されているのはデコッキングボタンです。コックされた状態でデコッキングボタンを押すとレストポジションに戻すことが可能となります。
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そして、実銃にも搭載されている3ポジショントリガーを再現しています。3ポジショントリガーとは、スライドを引いてコックした際のシングルアクションのトリガーポジションが最初はダブルアクションと同じロングストロークポジションになり、軽くトリガーを引くとシングルアクションのポジションになる仕組みです。つまり、コックしても最初のトリガー位置は変化しないと言う事です。
ダブルアクションの場合は変わらずロングストロークポジションでの射撃となります。
コッキングインジケーターがあるので、シングルアクションとダブルアクションの見分けは可能なので間違えることは少ないと思います。
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トリガー上部にあるスライドリリースは、実銃にはないセイフティも兼ねています。フレーム右側より押し込むとセフティが掛かりトリガーが引けなくなります。解除する際は左側よりリリースを押せばセイフティ解除となります。

このスライドリリースを下に引くと分解できます。
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分解は簡単にできるのですが、逆に組み立てるのには少しコツが必要で慣れないと面倒かもしれないですね(;^_^A
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チャンバーの裏辺りにある穴は、ホップアップ調節用のネジ穴です。調節には六角レンチを使用しますが、これは付属します。でも、この調節方法だと一回分解して六角レンチで調節⇒組み立て⇒試射⇒微調節のためまた分解と繰り返しの動作が必要となってしまい、屋外でのサバゲ等ではレンチも用意しないといけないので面倒ですね(まぁ滅多に調節はしないかもしれませんが・・・)。

一応、スライドのスライドストップノッチは、使い込む事で起きやすい削れや破損の対策もあるようです(見た感じで)。
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マガジンはフルサイズタイプの物で装弾数は24発となります。取説によると一回のガス注入で約70発撃てるそうです(温度や連射速度等による)。前面には装弾、残弾確認用の窓があります。BB弾の装弾は比較的やり易いと思います。

マガジンは金属製なんですが、何度もマグチェンジ(リロード)をくりかえしていたら表面が擦れてマガジン左右に2本のラインが・・・。
そういえば、マガジンキャッチはフレームのトリガーガードとグリップの付け根に設置されていて、左右どちらからでも操作できるアンビタイプです。
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実射性能ですが、ブローバックすると手にガッガッと結構、強いリコイルが伝わって来ます。代わりにブローバックのスピードは少し遅く感じるかもしれませんが、特に気にしていません。
一度、サバゲで使った事があるのですが、弾道の印象はあんまり良くなかったですね。狙った所の手前でBB弾が落下する感じで、ホップを強くすると結局、当たらない・・・です。有効距離は20mぐらいでしょうか。もうちょっと自分で調節してやれば良いのかもしれませんけどね。
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取説によると初速は大体81m/sとあったので計測してみた所、0.2gのBB弾で約73m/s前後(約0.53J)となりました。計測したのは室内ですが、まだ寒い時期なので暖かい頃にでも計測すればもう少し弾速は上がると思います。
命中精度は悪くも無く、かと言って良くも無くまぁまぁ、といった感じです。
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ここまで完成度の高いワルサーP99のガスブローバックガンはマルゼンのP99を除いてありませんね。実銃のデザインや複雑な機構を再現したのは、流石だと思います。実射性能では残念な点もありますが、全く使い物にならない訳ではなく精密に狙って当てるということよりも、バンバン撃って楽しむモデルだと思います。もちろん、シューティングだけでは無くコレクションにも良いのではないでしょうか。


定価:18690円 全長:約180mm 重量:約666g(メタルアウターバレル込み)/約626g(ノーマルバレル)


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