KTW New スパス12 カスタム エアショットガン レビュー

KTW New スパス12・カスタム を紹介したいと思います。

KTWのスパス12は製造された(販売された)時期によって幾つかのバリエーションがあります。今回紹介するのはKTWと提携している韓国のドンサンモデルが製造している「Newスパス・カスタム」と呼ばれるモデルです。

実は久しぶりに保管していた押し入れから出してみるとダイキャストパーツやストックに白錆が発生していました。紙やすり、黒染め液、シリコンスプレー、防錆オイルを使用して金属パーツの白錆を落としています。

KTW SPAS12 ショットガン
スパス12はイタリアのフランキ社が1979年に開発した戦闘用ショットガンです。名称にもなっているSPASはSpecial Purpose Automatic Shotgun:特殊用途向け半自動ショットガンの頭文字から命名されたものでしたが、1990年代にSporting Purpose Automatic Shotgun:競技用途向け半自動ショットガンへ改名をしています。
特徴は半自動:セミオートと手動:ポンプアクション動作を用途に合わせて切り替え可能なデュアルモードショットガンという点です。
バックショット弾・スラッグ弾はセミオートで、催涙ガス弾・ゴム弾などはポンプアクションなど目的や状況に応じてフォアグリップにあるスイッチによってワンタッチで切り替えることが可能です。
更にマガジンカットオフ機能も搭載しており、弾がマガジンチューブからのチャンバーへ送られるのを防ぎ、マガジンに装填されている弾とは別に直接チャンバーへ弾を込めることで1発目はスラッグ弾、2発目にバックショット弾といった撃ち分けもできます。
一方で重量が大きかったり、リロードのやり難さ、セフティの欠陥などの問題も抱えていました。

それでもスパス12は、世界中の軍や警察のユーザーに採用されただけでなく、多くの映画、ドラマ、ゲーム、アニメなどメディアへの露出も多く紹介されています。

KTW スパス12
重厚でアグレッシブなデザインが機関銃の様にも見えますね。
このスパス12カスタムはエアコッキング方式のショットガンです。
10数年以上前に購入したものですが、当初は固定ストックが付いていました。ただ、固定ストックは樹脂製ながらガッチリしていて見た目もカッコいいのですが、長くて取り回しと運搬するのが厄介でオプションパーツのメタルストックを手に入れて交換をしました。

KTW スパス12
ボディはABS樹脂製ですが、小パーツはダイキャスト合金製の金属パーツが多用されています。
レシーバーやヒートシールドはダークグレーカラー、グリップやアウターバレルなどはブラックカラーで分けられています。
購入してから年数も経っているのでグリップを持つと少し軋みます。また、アウターバレルとマガジンの先の方を持つと少しグラつきます。

KTW スパス12 ヒートシールド
レシーバから先アウターバレルとマガジンチューブを半分ほど覆っているヒートシールド。外観の特徴でもあります。
更にヒートシールドを包み込むような大型フォアグリップです。滑り止めの溝や窪みがあるので見た目ほど握りにくいということありませんが素手でコッキングすると滑りやすいことも。

KTW スパス12 フォアグリップ
手動でコッキングが必要なエアコキショットガンなのでセミオートで撃つことはできませんが、フォアグリップ裏にダミーの動作モード切り替えスイッチがあります。

KTW スパス12 レシーバー
フォアグリップを引くとボルトパーツが連動して50mmほど下がりエジェクションポートが開きます。
開いたエジェクションポートの先にクリアパーツのシリンダーノズルが覗けます。

レシーバーはシボ加工とつや消し塗装仕上げで質感は良いです。
右面に製品名「S.P.A.S12」 、フランキ社と所在地のあるブレシア県「FRANCHI S.P.A. -BRESCIA」、トイガンの製造国「MADE IN KOREA」、トイガン業界団体「ASGK」の刻印があります。

KTW スパス12 レシーバー
レシーバー裏にローディングゲートがあります。KTWのスパスはマガジンボックス式でここからは給弾しませんがローディングゲートは金属製で可動をして開きます。

KTW スパス12 ローディングゲート
レシーバー右横にあるボタンを押し込むとロックが解除されてローディングゲートが外側に開きます。実銃は本来、内側にローディングゲートが開くので、なぜ逆にしたのかは謎ですね。
ダミーでも開くようにギミックが再現されているのは嬉しいです。

KTW スパス12 マウントレイル
レシーバー上部に金属製のマウントレイルがあります。20mm幅のウィーバー規格でドットサイトやスコープを載せることも可能です。

KTWスパス12セフティ.jpg
トリガー前にあるのはセフティスイッチとセフティレバーです。セフティスイッチをトリガー側に動かすとロックがかかってトリガーを引けません。スイッチをローディングゲート側に動かすと解除されます。カチッとした感触もあり使いやすいと思います。
このセフティスイッチが不用意に動かさないよう、2重ロックする為に用意されたサブパーツがセフティレバーです。
レバーを約180°下向きに回転させてスイッチのロックと解除の操作します。レバーの方は緩くちょっとした衝撃で動いてしまいます(^^;

実銃のセフティレバーは、致命的な欠陥があったそうで、レバーを操作するとトリガーに触れていなくても暴発してしまうことがあるとか。レバー式からボタン(クロスボルト)式にする為の交換パーツが出回っているそうです。

KTW スパス12 折りたたみストック
オプションパーツの折りたたみストックは、ピストルグリップとセットになっていました。
スパス12というと、この折りたたみ式ストックを想像される方もおおいのではないでしょうか。

ストックはスチール製でガッチリとしていて剛性もありそうです。
ピストルグリップの右側にあるボタン式ロックを押して解除すると展開・収納することができます。
収納する際はVz61スコーピオンのように本体前方に回転させて上部に折りたたみます。
ストックバットプレートも折りたたむ構造でプレート右横にあるボタンを押して約90°倒す・起こして展開・収納します。
更にバットプレートには片腕撃ちする際に便利な(?)U字型アームレストを取付できます。
販売もされていましたが、恐らく使わないだろうと思って用意しませんでした(^^;

❗ストックを操作する時は指などを挟まないよう注意してください。

KTW スパス12 ストック
折りたたみストックで構えてみると固定ストックに比べて上下にガタが出ます。
ストックとグリップの接合部がややルーズな構造なので、どうしてもガタが出やすいです。

グリップの右側にスリングなどを取り付けるリングがあります。フロントのマガジンチューブにもスリングスイベルが付いています。
リングの付いている金具はグリップとストックを連結するピンも兼ねていて反対側にあるマイナスネジを外してからピンを抜くとグリップとストックを分解可能で、取り回しも抜群なピストルグリップ仕様になります。

KTW スパス12 サイトビュー
スパス12のサイトビューです。
フロントサイトはダイキャスト製、リアサイトは樹脂製のピープサイトです。精密に狙うよう用ではないので孔は大き目なコンバット用です。

KTW スパス12 リアサイト

KTW スパス12 切り替えスイッチ
KTW スパス12は発射数を切り替えることができます。
単発と2発同時発射をリアサイトを兼ねるスイッチを前後に動かし切り替えます。
スイッチを前に動かすと2発同時発射後ろだと単発に、ワンタッチで切り替えることが可能です。

KTW スパス12 バレル
アウターバレルとマガジンチューブは樹脂製ですが、側面にヘアラインの再現があって雰囲気も良いです。
マズル部分は金属製の別パーツです。真ちゅう製のインナーバレル、固定ホップアップシステムを搭載しています。

KTW スパス12のマガジンはマガジンチューブの先っちょが取り外せるようになっています。
スリングスイベルの前、チューブ下部にある四角いボタンを押すとピョンと1cmほどマガジンチューブ先端が飛び出ます。

KTW スパス12 マガジン
マガジンは全長392mmもあるロングサイズです。
ここにBB弾をリップから1発ずつ交互に込めて、最大60発の装弾数を誇ります。

このマガジンをマガジンチューブ先端から差し込んで使用します。
装弾数は60発ですが、本体の構造上、内部に9発のBB弾が残るようになっているので本体からBB弾を抜いていると、51発以降は空撃ちになります。
マガジンを抜いたとしてもコッキングすると弾が発射される危険性があります。
本体に残ったBB弾を抜くには本体を逆さにして、銃口を持ち上げコッキングと射撃するのを9回ほどすると内部に残っているBB弾を取り除けます。

フォアグリップを引いてコッキングするとガシャンという音と共に大型フォアグリップとボルトパーツが動いて操作に臨場感と迫力があります。2度引き防止のロックもあるので、一度コックしたらフォアグリップが固定されて発射するまでロックされます。
コッキングは18歳以上用モデルなので、それなりの強さが要りますが、マルイのエアショットガンみたいに速射で撃つと筋肉痛(私だけ?)になるほど力は要りません。
2発同時発射モードで的紙を撃つと、単発よりも命中した的紙の穴が大きく、音も弾かれるような派手になるので面白いです。まれに2発でなく3発が発射されることもあります。

KTW スパス12 エアガン
初速は単発モードにて0.2gBB弾を10発撃った数値で92.5m/s~95.87m/s、平均で約95.2m/s(0.91J)と高めの値になりました。
2発発射モードを0.2gBBで5回(10発分)撃った数値は72.2m/s~74.4m/s、平均で73.1m/s(0.53J)という結果になります。2発発射だと単発に比べて約2割減の初速値になるようですね。

M37_13.JPG
KTW New スパス12カスタムはイタリアが生んだコンバット用ショットガンをシンプル操作なエアコッキングガンとして再現しています。製造は韓国のドンサンモデルですが、このドンサン社も元々はKTW製スパス12を手本に設計、製造しているのでKTWイズムを持っているモデルだと思います。
ここしばらくの期間でNewスパス12の再販アナウンスがされていないのが残念です。


定価:税別12,800 円 、2009年生産ロットからは13,800 円
全長:960 mm(固定ストック)、720/954mm(折りたたみストック収納/展開)
重量:約1,8 kg(固定ストック、折りたたみストック)


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この記事へのコメント

獅子ヶ谷桐花
2021年05月18日 14:11
おっと出たなSPAS(笑)
私は初代持ってますよ。部屋撃ちだけなのでバリバリ現役です。

ただ衝撃の事実として、初代はジュール超えなんですよね~
規制のきの字も無かった頃だし、当時としては普通だったんでしょうが。

最近はエアガン全般にほとんど実射はしないので、一度売却するつもりでホビー系買い取り店に持っていったんです。
5万くらいのプレミアを期待してたんですが、まさかの返却(;・∀・)

帰宅してから改めて試射してみたら、最近のエアコキより明らかにパワーがあるんですよね。

こういう暴露話マズいようなら削除していいですよ(;^ω^)
まる吉
2021年05月20日 22:08
獅子ヶ谷桐花さん

初代のスパス12はKTWとして最初に製作したモデルなんですよね!
記念すべきモデルで、プレミアが付いてもおかしくないと思います^^
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