H&K Mk23 Mod0 SOCOMピストル KSC ガスガン

KSC MK23 ソーコムピストル
H&K Mk23 ソーコムピストル 05ハードキック KSC製ガスブローバックガンを紹介したいと思います。

 Mk23は、アメリカ軍の陸軍・海軍・空軍・海兵隊の特殊作戦部隊を指揮しているSOCOM(特殊作戦軍)の要求に基づいてH&K社が1996年に開発した大型軍用セミオートピストルです。
攻撃的ピストルシステム(OHWS)という特殊部隊が使用するピストルを標準化させようとするための計画でH&Kとコルトの2社が参加しました。
第一次試作品が完成した時点でH&KはUSPをベースにしたモデルを、コルトはダブルイーグルをベースにしたモデルを提出しましたが、この段階でコルト社が脱落し、H&K社のみでテストと開発が続行し第二次、第三次の試験を見事突破してH&K社のモデルがMk23として制式採用されました。


KSC MK23 ソーコムピストル
グリーン基調で「Mk23 SOCOM PISTOL」と記載されたパッケージです。
横にMk23のイラストが載っています。

ブローバックエンジンが05ハードキックになった軍仕様のABS樹脂バージョンを取り上げます。
ガスブロとしてはHW樹脂バージョンの他にも試作モデルの「プロト」や民間モデルの「コマーシャル」が発売されていました。
コマーシャルは以前に当ブログでもレビューしています。

既にKSCのラインアップから消えてしまった型落ちしているガスガンですが人気は健在、なぜシステム7モデルはKSCから発売されていません(海外仕様はあるけど)。。

KSC MK23 ソーコムピストル
フタを開けると発泡スチロール緩衝材の中に本体と付属品が収められています。

KSC MK23 ソーコムピストル
パッケージの中身はMk23本体、マガジン、BBローダー、マズルキャップ、ホップアジャスター、六角レンチ2本、BB弾、説明書(冊子)、補足書となっています。

KSC MK23 ソーコムピストル
今回、紹介するのはUSSOCOMに採用された軍用仕様です。
ソーコムピストルやMk23として呼ばれることがありますが、軍では専用LAMとサプレッサーを含めた全体を”Mk.23 Mod.0”の名称にて制式採用しています。
民間向けモデルは"MARK 23"として現在も販売されています。

USPの設計に基づき開発されているので、ポリマーフレームに外装式ハンマーの組み合わせや、何処となく面影もあり似ている雰囲気がありますね。

KSC MK23 ソーコムピストル
何もかもが特大サイズのビックスケールピストルです。
SOCOMの要求を詰め込んだ結果、とんでもないサイズ感のピストルになってしまったようです。

ABS樹脂バージョンですが手にすると1kg近くもあるズッシリとした重量感です。

実際、Mk23採用後の現場からは「大きすぎる!」、「重すぎる!!」と不評で約9年後には後継を決める「JCPプログラム」計画がスタートしています(後に白紙撤回されていますが)。

KSC MK23 ソーコムピストル
スライドもABS樹脂製ですがツヤを抑えた表面仕上げになっています。

スライドに製造メーカーの「HK」マーク、モデル名の「MK23」、納品先である「USSOCOM」、口径を示す「Cal. .45」、シリアルナンバー「23-0747」の順に刻印が入ります。

ABS樹脂のフレームですが全体が梨地仕上げで金属製スライドと質感差を再現しています。
フレームのトリガーガードはグローブをした状態でも操作しやすいよう大型化されています。

バレルの下にアンダーレイルが装備され本体と同時期に開発されたAN/PEQ-6(L.A.M. レーザー・エイミング・モジュール)を装着することができます。
実際に装着できるようですが約22mm幅のMK23専用規格になっており、付けられるとてもパーツは限られています。
(マルイの固定スライドガスガンに付属するLAMパーツは装着できました。)

KSC MK23 ソーコムピストル
トリガーガード下に「注意!マニュアルを読め!!」的な刻印とフレーム先端付近に小さく「JASG」と後ろに「Heckler & Koch. INC.」、「Sterling. VA」バージニア州にあるH&K USAのアドレスとの間にシリアルナンバーが記載されたプレートがあります。

KSC MK23 ソーコムピストル
トリガーガード前面の指かけにLAM固定用のネジ穴があります。
トリガーはワイドタイプでセレーションが入ります。

マガジンキャッチは左右から操作できるレバー式になっています。

KSC MK23 ソーコムピストル
サプレッサーを装着するのが前提に設計されているのでバレルがスライドから少し飛び出しネジ切りがされています。
.45ACP弾を使用する為、大きく開いたマズルになっています。
ポリゴナル・ライフリングと呼ばれる特徴的な六角形状のライフリングが再現されています。

インナーバレルは真ちゅう製でブラック仕上げになっており目立ち難いです。

KSC MK23 ソーコムピストル
アウターバレルのネジ切りはM16正ネジ規格になっています。
M16正ネジに対応するサプレッサーなどのマズルデバイスが装着可能です。
ただアウターバレルはプラスチック製なので何度も付け外しを繰り返すとネジ山が削れてきます。

アウターバレルに命中精度を高める為にグリーンのOリングが付けられています。
スライドを引くとバレルが僅かに斜めへ傾くティルトバレル機構のギミックも再現されています。

KSC MK23 ソーコムピストル
チャンバーに設けられた可変ホップアップ調節用のダイヤルです。
分解する必要なくホップアップ調節が出来るのですが、ホップアップ調節するための専用アジャスターが必要です。
アジャスターをダイヤルのギザギザ状の歯(ダイヤル)に合わせて回して弾道を調節します。

KSC MK23 ソーコムピストル
スライドのエキストラクターは別パーツの金属製です。
驚いたことに可動式で上から押すとペコッと少し浮き上がります。

フレームにも「H&K」と「Made in Germany」の刻印入りです。
その刻印の後ろにあるのがコック&ロック用のセフティレバーになります。
アンビセフティで左右どちらからも操作できます。

KSC MK23 ソーコムピストル
SOCOMの要求によりセフティとデコッキングレバーが独立していて複雑になってしまったフレーム。
小さめのレバーはセフティでコック&ロック専用のものです。
セフティレバーを上げるとロックがかかります。

セフティレバーの前にあるのがデコッキングレバーです。
ハンマーを安全に戻すためのレバーで、レバーを押し下げるとハンマーが連動してダウンします。

KSC MK23 ソーコムピストル
ハンマーをコックすると覗けるダミーのファイアリングピンが再現されています。

ハンマーアクションは、シングル/ダブルアクションの併用式です。
慣性を利用したひびき打ちタイプのハンマーとなっています。

KSC MK23 ソーコムピストル
フロントとリアサイトは別パーツの金属製です。
どちらもホワイトの樹脂パーツが圧入された3ドットサイトになります。
サプレッサー装着をしても狙えるように背の高いものです。

リアサイトは上部にあるマイナスネジを緩めると、フロントサイトは横から押し込むと左右に調節ができます。

KSC MK23 ソーコムピストル
グリップも大きくトリガーまでの距離もあるので握りにくく感じるかもしれません。

ただグリップ左右のシボ加工と前後に鋭いチェッカリングがあるので滑りにくいです。

KSC_MK23_マガジン.jpg
マガジンは亜鉛ダイキャスト製のマガジンが付属します。
残弾確認孔のモールドやボトムにHKマークの刻印が入ります。
実銃だと45ACP弾を12発込めることができるダブルカラム・マガジンですが、お陰でグリップが大きくなってしまいました(^^;
ガスブロの装弾数は28発です。

KSC MK23 マガジン
マガジンリップは金属製です。
使っているとBB弾が削れて、そのカスがチャンバー周りに付きやすいのがネックになります(^^;

KSC MK23 ソーコムピストル 分解
通常分解は、マガジンを外してからフレームのスライドリリースレバーをスライドの切り欠けに合わせて抜き取り、スライドを前方に引き抜き分解することができます。
スライドのスプリングガイドを持ち上げ引く抜くとアウターバレルも外せます。

インナーバレルを外すには付属する六角レンチでチャンバー下部にあるイモネジを緩めてから分解をします。

KSC MK23 ソーコムピストル 分解
05ハードキックのエンジンです。
Φ15.5mmのピストンを搭載して初期モデルよりもブローバック性能を向上させています。

ブリーチのネジが緩んでくることがあるそうで増し締め用の六角レンチが付属しています。

KSC MK23 ソーコムピストル 分解
フレーム内にインナーフレームがあり、先端まで伸びていて剛性を高めています。

KSC MK23 ソーコムピストルKSC 分解
ハンマーのノッカーが当たる部分にインサートが入っています。

KSC MK23 ソーコムピストル
ガスを入れて作動させてみると大きなスライドが「ボコッ」という音と共に勢いよくブローバック。
スライドのスピードはそれほど速いものではありませんが、大型スライドがブローバックしているだけでも迫力があります。
HWスライドのコマーシャルモデルまでとはないもののビシッと強いリコイルショックです。


トリガーのストロークはダブルアクションだと距離がありますが、同社のUSPよりはトリガーが引きやすくブレが少ないと感じました。

初速は0.2gBB弾で10発の平均だと大体71.2m/s(約0.51J)でした。

KSC MK23 ソーコムピストル
KSCのMk23 SOCOMピストルはガスガンとして先発で発売された商品でしたが現在、生産を終了しカタログ落ちしてしまいました。
海外製を除くと今売られているのはエアコキか固定スライドガスガンでブローバックするものはありません。
外観はKSCらしく可能な限り再現され、ギミックにも拘りが感じられます。
現行のポリマーフレームオートと比べると些か古く、Mk23のシステムはポリマーフレームオートの歴史を感じられる1丁ですね。

大柄で特徴的な外見でメディア作品で登場すると印象に残ります。
USPタクティカルやHK45などの後継機種といってもいいようなモデルが登場していますがMk23のコマーシャルモデルはHK社のカタログに残っていることからも人気が窺えます。

システム7 新型エンジンを搭載したKSCのMK23 ソーコムピストルのガスブロをいつか見てみたいですね。


定価 19,800 円(税別)
全長 245 mm
重量 約967 g


【関連リンク】
KSC MK23 コマーシャル ガスブロ
KSC USP45 タクティカル ガスブロ
KSC HK45 ガスブロ
マルイ Mk23 固定スライド ガスガン

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

大阪市民
2020年12月21日 01:11
こんばんは!

これメタルギアブームの頃、初期ロットを買って喜んでたら、スネークが使ってるのはプロトなんでそれも発売!と後出しされてそれも買いましたら今度はスライドHW発売!……ギブアップしました(>_<)

しばらくしてハードキックver.が出て、初期ロット用に別売りハードキックピストンキットが出まして、それも買ったのですがハードキックの方が微妙にリコイル弱いと言う何だかよくわからない仕様でした(^_^;

当時のKSCはオプションをよく発売してて、これのフラッシュハイダーの出来がよく、撃ったら音叉のような良い残響音がするんですよね(^-^ )

システム7出してほしいなぁ…
まる吉
2020年12月21日 23:49
大阪市民さん
こんばんは

当方はMGSが印象的でSOCOMピストルの存在を知り興味を持ちました^^
トイガン(マルイのエアコキでしたが)を初めて手にしたときはそのサイズ感に驚きましたね。
KSCはバリエーションが多いのですが、ガスブローバックガンなので動いた時の迫力がエアコキや固定スライドとは比べものにならない魅力です!
あのスライドがシステム7で動いたら凄そうです♪

4つ又のフラッシュハイダーカッコいいですよね。以前にショップで見たことがありますが予算不足で買えませんでした。それ以来、あのフラッシュハイダー店頭で見なくなってしまいました。。
残響音どんな感じか体感したいですね。
ご意見、ご感想などございましたら
お気軽にコメントや読者メッセージにどうぞ!
※コメントにある「お名前」、「メールアドレス」、「ホームページ」欄の入力は必須ではありません。

▽トイガン記事 一覧リンク▽ 当ブログでご紹介したトイガンアイテムをまとめてみました。

エアコッキングガンガスガン・電動ガンガンパーツ・装備品

ほかにもトイガンの実射動画を公開しているYoutubeチャンネルも開設しております。 よろしければお越しください♪

※当ブログ内の画像や文章を転載するのはお止め下さい。
Copyright (C) まる吉のトイガン駐屯地.