マルゼン Walther P.38 ガスガン レビュー

マルゼン P38 ガスガン
ワルサー社オフィシャルライセンスモデル! マルゼン ワルサー P38 ガスブローバックガンを紹介したいと思います。

 P.38は、ドイツのワルサー社が1937年に開発した9mm口径のピストルです。
ダブルアクション機構を取り入れ、当時としては珍しくフルサイズの軍用としては初めてデコッキング機能を搭載した画期的なセミオートマチックピストルです。
1908年から採用されていたルガーP.08に替わり38年にはドイツ国防軍に「P38」の名称にて制式採用されています。
終戦後は生産がストップしていましたが西ドイツの再軍備に合わせて生産が再開し「P1」~「P4」の名称で採用されたほか、ポルトガル軍など数か国にて採用されていました。

マルゼン P38 パッケージ
今回紹介するのは何年も前に新品を購入したものですが、現行ロット品とは異なる旧パッケージのものです。
細部など改良されて現行ロットと異なる部分があるかもしれません。


ブラックモデルは、オレンジカラーがベースのパッケージになっています。
現在のパッケージは実銃のパッケージを再現した木目調のデザインに変更されています。

P38には数多くのバリエーションモデルが存在しますが、その一部がトップにずっらと並んだイラスト付きで紹介されています。

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ブラックモデルはac.41と呼ばれるバージョンを再現していますが、ac.41についてのコラムが左下に書かれていてマルゼンの拘りが感じられます。

戦時中に生産メーカー/工場を敵国に特定されないよう銃にメーカーバナーなどの刻印を省き代わりにメーカーごとに与えられたコードを刻印することになったそうです。
ワルサー社に与えられたコードが”ac”になります。
コードの後ろにある数字は製造年の下2桁で、「ac41」はワルサー社1941年製造という意味になるようです。

マルゼン P38 パッケージ内容
パッケージ内容はP38本体とマガジン(ビニール袋に包装されてるもの)、少量のBB弾、ガス抜き棒、六角レンチ、説明書です。

マルゼン ワルサーP38 左
作動方式は異なりますがルガーP08のようにバレルが露出しているのが特徴的です。
曲線、曲面が多く取り入れたデザインですね。

ボディはABS樹脂のマットブラックの塗装仕上げ。
グリップはベークライトを再現したテクスチャー入りのダークブラウンカラーになっています。

マルゼン ワルサーP38 右
右面はレバーなどの操作パーツがなくスッキリとした印象。

マルゼン P38 刻印
珍しい左側に配置されたスライドのエキストラクター。
スライドとは別パーツの再現で金属製です。

「P.38」、「ac41」、「2807 K 」と刻印があります。
「2807 K 」は製造番号ということでスライドの他にもフレームやアウターバレルにも入っています。
鷲の359マークはワルサー社工場で生産されたパーツを表すプルーフマーク(検査印)です。
このプルーフマークは、フレームだけでなくトリガー、スライドストップ、ハンマーなど細かなパーツにも入れられており再現の抜かりが無いですね。


スライドにあるセフティは「S」、「F」の刻印があります。
レッドとホワイトで色分けもされています。
このセイフティレバーを押し下げるとセフティロックがかかります。
この時にハンマーがコッキングされているとデコッキング動作となり、ハンマーが自動で戻る仕組みです。
操作もスムーズに行えてセフティレバーを上げるとロックが解除されます。

P38はシングルアクションとダブルアクション併用のトリガー機構を搭載しているのでハンマーをコッキングしなくてもトリガーを引いてダブルアクションで射撃することができます。
もちろんもしくは手動でハンマーをコッキングしてからシングルアクションで撃つことも可能です。

マルゼン P38 スライドトップ
信頼性を重視し大きく開いたオープントップのスライド。
排莢不良が起きにくくなる効果があるそうです。

スライド上のカバーは金属製の別パーツになります。
実銃だとこのカバーが反動で外れやすいのが欠点になるそうですが、今のところガスガンでは外れたことは無いですね・・。

P38 マガジンキャッチ
グリップボトムに配置されたマガジンキャッチ。
誤操作の可能性も少なく不用意にマガジンが脱落する可能性が減りますね。
ただしガスガンの場合だとマガジンを差し込む際にマガジンの放出バルブにマガジンキャッチが当たりガスを吹いてしまうことがあります。

マルゼン P38 マズル
マズルにライフリングの再現があります。
インナーバレルは真ちゅう製で目立たないようにコーティングが施されています。

マルゼン P38 フロントサイト
フロントサイトは金属製の別パーツです。
左右に調節することも可能です。

マルゼン P38 リアサイト
U字ノッチ型のシンプルなリアサイトも金属製です。
ハンマーをコックするとダミーのファイアリングピンが現れます。
ピンはダミーながらも稼働式で上から押すと沈み込むギミックが再現されています。
また、セフティロックがかかっている時はファイアリングピンもロックされるという芸の細かさは脱帽です。

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ダミーファイアリングピンとリアサイトの間にある細くて小さな飛び出ているピンはローディング・インジケーター・ピンです。
驚いたことにスライドのモールではなく別パーツによる再現です。
しかも、これも稼働式でスライドを引く(ブローバック)するとスライド内に引っ込むギミックがあります。

ワルサー P38 ブローバック

P38 ロッキングブロック
スライドを引くとシルバーのロッキングピースが現れます。
同年代のFN HPやTT-33とは異なるバレルが水平に後退するショートリコイル機構になっています。
そういえばベレッタ92を開発する際にこのP38の機構を参考にしたとか。

ロッキングピース前に「MARUZEN 6mm」、「JASG JAPAN」の刻印が隠れています。

マルゼン P38 ホップアップ
チャンバー上部にホップアップ調整用のイモネジがあります。
このイモネジを付属してくる六角レンチを使って回しホップアップ弾道を調整ます。
正直、ホップアップ性能は微妙で調整機能もシビアで当たりの弾道を見つけるのが面倒ですね(^^;

マルゼン P38 分解
通常分解は初めにマガジンを外してからアウターバレルを手で押し込みショートリコイルさせます。
ショートリコイルさせつつフレーム先端左側にあるテイクダウンラッチを下げます。
あとはスライドを前方に引き抜くとスライドとフレームを分解できます。

マルゼン P38 通常分解
スライド、フレーム、バレルの3つのアッセンブリに分解することができます。

マルゼン P38 スライドアッセンブリ
スライドのアッセンブリ。
金属製のインナーフレームがあるのでズッシリとした重量感です。
スライドストップのあたるノッチは金属製インナーフレームになっているので樹脂に比べて破損しにくい構造です。

マルゼン P38 マガジン
亜鉛ダイキャスト製のマガジン。
実銃用だと9mmパラベラム弾を8発装填できる細身のシングルカラムマガジンです。

残弾確認孔がモールド再現してあります。
装弾数は12発となっています。

ガスを入れて実射してみました。
ブローバックのスピードは速い部類ではありませんが、代わりにドカッと重めのリコイルショックが伝わります。
装弾数も12発と少ないのでパンッパンッと全弾連射してもスライドストップがかかりホールドオープンします。
初速は0.2gBB弾10発の平均で約74.6m/s(0.56J)という結果になりました。

ワルサーP38 マルゼン ガスガン
ワルサーのオフィシャルライセンスを受けたマルゼンのP38は製造メーカーを秘匿していた戦時モデルをあえてピックアップしています。
ワルサーバナーはありませんがボディの形状はもちろん、戦時モデルだからこそのシンプルな刻印は軍用らしさを演出しています。

リアルなショートリコイル機構にデコッキング機能など実際に操作できる安全装置ギミックに限らず、ガスガンとしては正直必要ない稼働式ダミーファイアリングピンやローディングインジケーターピンはまるでモデルガンのようですね。

シビアなホップアップ調整や少ない装弾数のマガジンとハードなシューティングマッチには向かないかもしれませんが、重ためのブローバックの感触は癖になりそうです^^


定価:17,800 円
全長:約215 mm
重量:約722 g


【関連リンク】
マルゼン ワルサーP38 SV
マルゼン ワルサーPP
マルゼン ワルサーPPK/s
トイスター エアコキP38


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