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クラウン:ELEX9 (電動ガン)

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クラウンモデルといえばエアーリボルバーやU-10などといったボルトアクションライフルシリーズ、最近では仏サイバーガンとコラボしたエアコキSVDなどを販売したメーカーですが、クラウンの豊富なラインナップでの中で唯一の10禁電動ガンである“エレックス9”の紹介です。

さて、この電動ガンは商品名こそ“ELEX9(エレックス9)”となっていますが、再現ベースになっていると思われるのはMP9という9㎜口径サブマシンガン(マシンピストル)で、1994年頃に開発されたTMPを元にマウントレイルなどを追加、改良されたモデルです。
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この電動ガンは10歳以上用のモデルですが、全長は約300㎜(ストック収納時)と実銃のMP9と同じリアルサイズとなっています。
また、基本パーツにはプラスチックが多く使われており、後ほど紹介する内部にも多くのプラスチックパーツが使用し軽量化されています。
プラスチックが外装に使われているとギシギシと軋むモデルもありますが、このELEX9のロアレシーバーやアッパーレシーバーは一体成型によって出来ているので、プラスチック製ながら剛性は高くて、モナカ構造のモデルと比べてギシギシと軋む事は少ないでしょうね。
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質感は、値段相応といった感じで安ぽっいテカテカした感じはありませんが、かといってKSCのMP9のサラッとした質感とも異なる感じ・・。
入れられている刻印もシンプルでアッパーレシーバーには「Clown」のメーカー刻印と「made in Korea」だけです。その下、ロアレシーバーの後方に「ASGK」とクラウンの加盟しているトイガン団体の白いプリントがあります。ちなみにELEX9は韓国で製造がされ販売されていた物をクラウンが日本向けに輸入と販売をしています。
ちょうどアッパーレシーバーの「Clown」刻印下にあるレバーは実銃でいうボルトストップ(ボルトリリース)。ELEX9は電動ガンですのでボルトストップ機能はなくレバー自体も可動はしませんが、金属製の別パーツで再現されています。
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本体左側に比べると右側はゴテゴテのゴツゴツした印象とデザインになっています。ある意味、これがMP9もといELEX9の本命かも知れません。TMPでは無かった折りたたみ式ストックとマウントレイル達です。

フォアグリップの上には、フラッシュライトやレーザーサイトなどが取り付けられるようにサイドレイルが装備されています。ただし、多くの場合でサイドレイルにオプションパーツを付けると、これから紹介する折りたたみのストックが干渉し展開もしくは収納することが出来なくなる事があります。
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折りたたみ式のストックは可動し展開させられます。
まずバットプレートを軽く持ち上げ、ロアレシーバーとのロックを解除します。ロックを解除したらそのまま半円を描くようにストックを後方へ引っ張ります。最後に展開する直前にレシーバー後方にあるストックロックボタンを押して展開させたストックをロックさせれば展開完了です。
ストックもプラスチック製となりますが、レシーバーの質感とは異なりマルゼンのトイガンで見られるようグラスファイバープラスチックにも似た感じで剛性も高くグラグラ感は全くなくてロックしていれば、しっかりと構えられます。
※GIFアニメが上手く再生されないという方は、代わりの画像を用意したのでコチラをクリックしてください。
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ストック基盤がプラスチック製なのが気になる所ですが、肝心のロック部分は金属製となります。ストックをロックやロック解除する時はロックボタンを押しながらストックを操作するとロック/解除が行えます。
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この折りたたみ式のストックはストックを固定しているネジを六角レンチ(4㎜)を使う事で取り外すことが出来ます。
ストックを外すと安定な射撃は出来なくなりますが、その分、重量が軽くなり取り回しが良くなるかもしれません。

ストックの取り外しについては取説に記載は無く、ストック取り外しによる破損や故障など起きた場合に修理を受けられない可能性もあります。ストックの取り外しは自己責任でお願いします。
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レシーバー後部にあるコッキングハンドルはダミーで可動しませんが、別パーツで再現されているので、実射の際に思わず引っ張りそうになる時があります(^_^;)
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アッパーレシーバー上面に装備された一体型のトップレイルはピカティニー規格で各種対応のオプションパーツを取り付けられます。
アイアンサイトはシンプルなもので、特にゴーストリングリアサイトはCQBに対応したモデルの証ですね。リアサイトはプラスドライバーを使う事で左右の調節が可能です。

そのマウントレイル下にあるエジェクションポートはモールドで開きませんが「ELEX9」といった刻印が入っています。
上の画像にちょっぴり写っているサイドレイルのエジェクションポート側にフックの様な加工があるんですけど、これはエジェクションポートから排莢されるカートを受け止めるカートキャッチャー(薬莢受け)を取り付ける為のフックとなります(実銃だと)。電動ガンの場合はカート排莢などしないので不必要ですが、実銃の仕組みを省略せずに再現しているのは嬉しいですね。
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ELEX9では電池をアッパーレシーバーを外して装着します。アッパーレシーバーを外すにはフロントのマズル上にあるロックボタンを押してロックを解除しフロント側からアッパーレシーバーを持ち上げると外すことが出来ます。
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アッパーレシーバーは完全にバッテリーカバー(ふた)となっており、外すと内部構造が覗けます。
メカBOXはクリアパーツのプラスチック製でピストンやギヤにスプリング等が透けて見えて面白いですね。
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電池は単3型電池6本をメカBOX前方のケースに収納します。電池はプラス極、マイナス極の向きを間違わないようにアッパーレシーバー裏に電池の配置を示すシールが貼ってあるので、このシールを参考に電池を入れてあげてください。

※電池は付属していないので別途用意する必要があります。
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ここで驚いたのがインナーバレルです。電池ケースの中央を抜けるように配置されていますが、よく見るとクリアパーツのプラスチック製で電池のサイズに合わせてバレルの途中に凸凹の窪みが左右に6か所確認できます。電池スペースの工夫として興味深いですね・・・。

アッパーレシーバーを閉める時は、溝を合わせ指などを挟まないように注意しながらロックボタンを押しながらパチンと音がするまで被せればOKです。
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ELEX9のセフティはセレクターも兼ねています。グリップ付け根トリガーの後方にあるボタンがセフティ兼セレクターです。このボタンを押し込んで切り替えます。それにしてもボタン式のセレクターってのも珍しいですよね。
ポジションは3段階あり、左からボタンを押し込むとセフティ、セミオート、フルオート順に切り替わります。
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逆に射撃可能状態からセフティポジションに替えるにはボタンを本体右側から押し込むとセフティポジションとなります。
セレクターには、ある程度のクリック感はありますが、とっさに操作する時にセフティからセミオートにしたつもりがフルオートになってしまったりする事もあるかもしれませんね。
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マガジンは実銃で言う30連マガジンを再現した直線的でロングなものです。BB弾の装弾数は意外と少なく25発です。
マガジン内部は給弾スペースとリザーブタンクに分かれておりマガジン底のふたをスライドさせてBB弾をジャラジャラと流し込み、マガジン前面にあるフォロワーを下げるとフォロワーがロックされるので、そこからマガジンをジャラジャラと振ってBB弾を装填します。ロックされているフォロワーを解除するにはマガジン底から飛び出ているピンを押してやるとフォロワーのロックが解除される仕組みです。
リザーブタンク容量は恐らく300発ぐらいだと思われます。
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実射性能ですが、フルオート時の発射サイクルは1秒間に約13発というサイクルとなりました。同じ電池を使用したボーイズSCARで約14発でしたので比べるとわずかにELEX9の方がサイクルが遅いですね。
集弾性能は、自宅にて約5mの距離から0.12gBB弾をセミオートで5発、ストックを使い構え実射したところだと48㎜という結果になりました。ホップが効きすぎているのか0.12gだと狙点より約5㎝真上に命中します。部屋撃ち、近距離でのシューティングであれば0.16~0.2gぐらいのBB弾を選ぶと良いかもしれませんね。
セミオートと同じ条件でサイクルをフルオートにした場合、弾道がブレる事がありセミに比べると開きが増えました。フルでの集弾結果は60㎜となりました。


ELEX9には構造上の注意点があります。
1つ目にBB弾の給弾構造についてです。ELEX9は発射し終わった後でも本体内にBB弾が約10発が残る構造になっています。その為、マガジンを差していなくても本体を逆さにするとBB弾が発射されます。遊び終わった後は本体を逆さにして中に残ったBB弾を撃ち切ってから収納するようにしてください。
2つ目は、トリガーが少々重たく、ギュッとトリガーを引かないと発射されません。これは故障ではなく使われているスプリングが硬めだからだと思われます。初めのうちは戸惑いましたが慣れてくると気にならないと思います。トリガーが軽すぎて暴発させるよりは、こちらの方が良いでしょ!
エレックス9画像
ここまでクラウンモデルの電動ガン、ELEX9(エレックス9)について紹介してきましたが、MP9を再現したリアルサイズ電動ガンで更に様々なオプションパーツが装着可能なマウントレイルを装備しているのは非常に魅力的です。装備されているストックは飾りではなく、ちゃんと可動し構えるのに役立ちます。使用する電池は単3型電池なので電気屋やコンビニなどでも購入できるので手軽に用意し楽しむ事が出来ます。
少々、惜しく感じるのがマガジンですね。装弾数が25発とフルオートだと約2秒で撃ち切ってしまう計算です。フルオート可能な電動ガンとしては物足りなく感じるかもしれません。リザーブタンクもあるものの装填するには一度、マガジンを本体から外す必要がありますから…。
しかし、全体的な性能は高くて、長く楽しめる10歳以上用の電動ガンではないでしょうか。



定価:5800円(税別) 全長:303㎜/524㎜ 重量:約590g(電池なし)

この記事へのコメント

  • 具ロック

    どうもー、レビューお疲れ様ですノ

    これが発売された時、自分も一瞬買おうかなーって悩んだんですが、レビューで連射速度13発/秒ってのを見て思いとどまったのを思い出しました(苦w
    当時の自分は、サブマシンガンなのに13発/秒て…。・・・とか思ってたんでしょうがw
    個人的にはTMPが良いですねぇ。レール要らない…(汗 オプションで付けれるようにしといてくれるぐらいがちょうどいいです…。つかKSCさん再生産してくれぇ、TMPに戻して(汗w

    ではでは~ノシ
    2013年06月19日 12:02
  • チキンブリトー

    良いですよね~ELEX9、私も持っています

    試作品の段階では多弾マガジンだったらしいですが、なんでリザーブ式にしてしまったのか・・・
    2013年06月19日 17:01
  • ガリレオレオ

    こんばんは。レビューお疲れ様です!

    へ~こういうモデルあったんですか。クラウンも手広くやるようになったんですね~!
    当方は一時、韓国製のトイガンが妙に欲しい時期があったんですよ。
    あの国は実銃もあるから、トイガンは実銃と間違わないような工夫がされていて、それが面白くて欲しかったんです。

    エレックス9ですね?覚えておきます!
    2013年06月19日 17:43
  • まるきち

    具ロックさん どうもです
    秒間13発ってのは、SMGというイメージとしても、それから他の10禁電動ガンと比べても遅く感じるかもしれませんね(^_^;)
    しかし使って見た印象だとこれくらいのサイクルが程よい感じを持ちました。マガジンキャパが少ないという事もありますし・・。

    具ロックさんはTMPの方がお好きなんでしたよね。そういえば昔、アカデミーから電池式電動ガンのTMPが発売されていましたよ。そちらの方はどうでしょうか?
    2013年06月19日 22:15
  • まるきち

    チキンブリトーさん//
    チキンブリトー さんもELEX9をお持ちでしたか!
    マガジンについて調べてみると韓国で売られているモデルは多弾マガジンになっているみたいですね。多弾マガジンについては好みも分かれるかもしれませんが、別売りのオプションなどとして販売してくれると嬉しいですよね☆
    2013年06月19日 22:19
  • まるきち

    ガリレオレオさん こんばんは!
    クラウンの製品ってホビーショーで新製品の発表とかしてる割に発売にについての告知や宣伝は殆どしてくれないので、知らぬ間に新製品が流通していることが多々あります(^_^;)

    韓国製トイガンは本物と見分ける為の工夫が面白くて、興味を引きますね。日本に来るとき改修されこともありますが、改修前のモデルを見ると国柄が強く反映されていますよね。
    2013年06月19日 22:28
  • futon

    はじめまして。
    数年前から楽しく拝見させていただいてますが、書き込むのは初めてです。
    韓国エアガンをはじめエアコキや低年齢向けなど邪道エアガン蒐集してる者です。

    この製品、自分は日本で告知される直前に韓国版を入手しました。
    向こうでは乾電池で動く電動ガンをセミ電動と言って区別しており、
    元メーカーのハプドンはセミ電動ガンをいくつ出していますが、
    その中にあっても最高峰の出来の品だと思います。(外装はコピーだったりしそうですがw)

    韓国版は銃口部品がオレンジ成形色ですが、
    刻印類は実銃メーカー名のB&Tも完全再現(多分無許可w)。
    マガジンもゼンマイ式多弾数ですし。
    (このレビューで初めて日本版が多弾マグで無いと知りました)

    日本仕様はアップグレードすることの多い韓国製には珍しく、本国版の方が優れてます。
    クラウンが刻印をわざわざ変更したのには驚きました。
    権利への配慮が、さすが日本企業だなと。

    以上薀蓄垂れ流し失礼しました。
    これからも更新楽しみにしています!
    2013年06月20日 12:34
  • まるきち

    futonさん はじめまして
    コメントありがとうございます!

    futonさんは、元の韓国バージョンをお持ちなんですか♪
    韓国では電池タイプと充電バッテリータイプで区別しているんですね。
    そちらの方がユーザーも分かり易くて良いですね。
    とは言ったものの日本では電池式の電動ガンを出してるのはクラウンとマルイしか無いんですけどね(^_^;)
    もう少し10禁電動ガンを出してくれるメーカーや種類が増えると変わってくると思うのですが、、、。

    しかし、元々のモデルは刻印なども再現しているというのには驚きました。
    日本仕様のモデルも完成度が高いですが、韓国版の刻印やマガジンについて含めると最高峰の出来というのも納得です☆
    なんだかハプドンとそのMP9についても興味が出てきました。この後、ググってみます。

    薀蓄なんて、とんでもありませんよ、非常に参考になりました!
    ありがとうございます(^^)
    これからも当方のブログよろしくお願いしますね♪
    2013年06月20日 20:31

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